戸建て住宅は個人が所有することから、メンテナンスの程度は実に様々です。
マンションなどの共同住宅では長期修繕計画に則ったメンテナンスが随時に・定期的に行われているのとは対照的です。このために、経年経過した中古戸建て住宅の売買に当たってはありのまま状況のを把握するために必要不可欠な住宅診断といえます。
●診断に必要な書類
中古戸建てのインスペクションにあたっては、次のような書類が必要です。
必要な書類は
① インスペクション申込み書(指定書式を当方よりメールにてお届けします)
② 付近見取り図(案内図)
③ 各階平面図またはこれに代わる図面等(床下点検口と小屋裏点検口を図示)
④ 検査済証又は建築確認台帳記載証明書(新耐震設計に限ります)
⑤ 確認申請用設計図(無い場合はご相談ください)
⑥ 増改築関連図面(増改築の無い場合には不要です)
⑦ 販売チラシ(無い場合はご相談ください)
●診断に当たって必須なこと
現地調査には戸建て住宅の場合では、床下と小屋裏の点検が必須です。
床下点検口(通常では台所の床下収納が点検口になっています。)と天井点検口(通常では最上階の和室押入れ又はクローゼットに設置されています)が必須です。
この二つが設置されていない住宅は検査が不可能なので実施することは出来ません。 「中古住宅売買瑕疵保険」では不適合となり、保険を付保することが出来ません。