横須賀岩戸五丁目戸建て

横須賀市岩戸のこの住宅は、平成2年に竣工して30年以上が経過しています。その間にほとんどメンテナンスは実施されず、表面仕上げ等は経過年数相当の劣化が進行していました。
ただ、総体的には、個々の劣化事象は有るものの、構造体の水平状況並びに水平状況の計測においては床の一部を除いて規定値に収まっていて問題はなく、雨漏りの形跡ならびに白蟻の痕跡も認められませでした。経年劣化の手入れを行えば十分によみがえると思われ住宅でした。 具体的には下記の通りでした。

・基礎にひび割れ等は無く健全
・外壁の水切り、竪樋の金物が腐食
・東面レンジフードが破損
・東面庇の木部が腐食
・外壁の一部のクラックからエフロレッセンスの析出
・内部では一部で開閉が困難な建具
・洗面所の床が劣化
・給排水系統に異常は認められず、赤水も無
・レンジフードが作動せず、給湯器の温度調節が不可

横須賀岩戸五丁目戸建ての概要

所在地      神奈川県横須賀市岩戸五丁目

実施日      令和5年11月12日

住宅の構造    木造在来工法

住宅の階数    2階

外壁の仕様    ラスモルタル

屋根の仕様    金属屋根瓦棒葺き