平塚高知戸建て

この住宅のインスペクションも、フラット35適合証明の融資利子引下げの要件としてのインスペクションとして実施いたしました。
延べ面積は100㎡弱のこの住宅は平成20年8月に完成して、完成以来16年が経過しています。
基礎は、近年の主流である基礎パッキン工法ではなく、それ以前の主流である床下換気口タイプではありましたが、構造的なウイークポイントとなる換気口周りのクラックは無く健全でした。
外壁はアルミスパンドレルを縦張りしてあり、外部サッシとの取り合い部のシールは健全でした。さらに2階は部分的にラスモルタルで施工されていましたが、クラックは見当たらず構造的に健全であることが確認できました。
屋根の上裏には小屋裏換気口が適切な間隔で配置され、小屋裏の温熱環境の維持に貢献しています。屋根は、目視できる範囲において屋根材等に割れや剥がれ等は認められませんでした。
床下では、コンクリート構造体には欠陥はなく乾燥状態も良好で、白蟻や木部の腐朽もありません。
天井点検口からの小屋裏の目視確認では、屋根からの漏水の痕跡はなく防水性は維持されていることが確認できました。
内部の各居室は全ての部屋で天井並びに壁に漏水の痕跡は有りません。 居室の床並びに壁の水平状況と翠帳九状況の計測において、規定値を下回る箇所は無く、構造的に健全であることも確認できました。

インスペクションを実施した住宅の概要

所在地      神奈川県平塚市河内

実施日      令和6年1月6日

住宅の構造    木造(在来工法)

住宅の階数    2階

外壁の仕様    サイディング+ラスモルタル

屋根の仕様    アスファルトシングル